3/24日 羽田空港へ航空自衛隊C-2輸送機(78-1205)が初飛来。
海上保安大学校卒業式に出席した安倍総理大臣を都内まで送り届ける任務でした。
一応レーダー表示があり存在を確認
レーダー表示を確認・・・便名はJF102
羽田の過密なトラフィックへ突き進んでいく軍用輸送機
民間航路を飛べる速度性能を生かし民間機と同様の動きをします。
アプローチ管制より使用ランウェイが伝えられます。
R/Wは22 コールサイン AKITSU ALPHA が首相搭乗を意味しています。
スカイツリーとC-2
某テレビ局とC-2
東京タワーとC-2
東京のシンボルを背景に突き進むC-2は、勇ましく感じました。
無事に着陸し誘導路を歩くC-2
以前美保基地や岐阜で見たその機体は圧倒的なデカさに感動したのですが、改めて民間空港でみると案外小さい・・・
同じエンジンを搭載する767や747と比べればその通りといえばそうなのですが・・・
V1への到着を待つグラハンスタッフ
ハンドリングはJALグループの企業JGS 東京が実施。
スタッフの表情は見えないですが、こういった機体は緊張するものなのでしょうか・・・
スポットイン前、全日空の737と離合。米子でも見れそうな光景ではありますが、見慣れた空港での光景に感動・・・
スポットイン直前。ほかのVIPでもお馴染みのカットを
JGSスタッフの誘導でスポットイン。軍用機であるのに翼端監視やチョークマンは民間スタッフという光景はオタク的に最高
スポットイン 首相送迎の車列が機側に
ランプドアも開ける様
ランプドアは首相降機中の一瞬だけ開いていました。
理由は不明。特に搭降載もしていなかったように思います。
そして安倍総理大臣登場。赤いネクタイでよくわかります。
機内ではどのように座っていたのか物凄く気になりますが、知るすべなし・・・
素早く乗り換え足早に去っていく首相。
自衛官が敬礼して見送ります。コックピットには桜星が掲げられ首相が搭乗していたことがわかります。
車列最後尾とC-2の機体全体。
首相降機後は出発に向けての準備を開始。
パイロットや整備員たちが動き出します。
JGSスタッフは足回りを確認中。トーバーをつける位置やプッシュバック時の目標確認(プッシュバック時の旋回角度は足回りについているライトなどで確認しているらしい)をしているのでしょうか・・・
トーバーを接続。トーイーングトラクターも接続し、なにやら集まっている様子。出発前の打ち合わせでしょうか。
トーバーは空自持ち込みではなく、JAL所有の767や777対応の物を使用。
こういった民間機との互換性が運用面で大きなメリットになっていることを感じます。
到着から約50分。プッシュバックを開始・・・
JLのスタッフに空自の整備士とはなかなか熱いものが
疑問なのはプッシュバックはだれが行うのか。
プッシュバックには機種毎に社内資格が必要だと思うのですが、C-2のような初めて飛来し資格の取得しようもない軍用機。社内で上級者がぶっつけ本番で挑むのでしょうか・・・
気になります
押されるC-2。
民間機が行き交う中だとものすごく違和感があります・・・
デッキに移動し離陸を。
民間のトラフィックに先を譲りランウェイに機体を やはり違和感・・・・
そして離陸。その上がり方は中身がない国内線とはいえ物凄く早く驚き・・
展望デッキでこの高さ。高い上がりと予想はしてたもののそれを上回る高さで衝撃的でした。
直前に上がったスカイマークの737がこの高さ(まったく同じ位置から撮影)ですからその早い上がりがわかります。
C-2の高い基本性能を感じ取れました。
C-2はコメット5として本拠地米子へ帰還。
C-2がこういった任務に投入されたということは、今後C-1輸送機を羽田空港で見る機会がないかもとうれしくもあり悲しい気持ちにもなった今回の初飛来でした。