24日にシルクウェイ航空のIl76が飛来した。
日本には滅多に飛来しない航空会社である。
前回の飛来は中部国際空港だ。バルブ撮影された画像が出回っていた。
着陸は諸事情により記事にしないため離陸の様子を少しばかり紹介する。

撮影に来た人々は離陸をいまかいまかと待ち続けたが、一向に出発しない。
結局1時間ほどのディレイで出発した。
ヴォルガのIlは見慣れたが、この塗装は新鮮だ。
エンジンはPS-90に換装されており、イリューシン原理主義の方々からしたらこれはIl76ではない、面白くない、等々の意見があるかもしれない。
私はこれでも充分に満足できる・・・
ソビエト製特有の顔立ちはいくらでも撮りたい。

真横は外した・・・着陸時に撮影済みの為これでも充分だ。
最近知ったのだが、このシルクウェイ航空の設立は2001年との事だ。
このような機材を使っているのだからもっと老舗だと勝手に思い込んでいた。
冷静に考えてみれば、この航空会社の本拠地アゼルバイジャンはソビエト連邦崩壊まではその一部だったのだから、当然国営でない航空会社の設立などできなかったはずだ・・・
ソビエト崩壊の是非は触れないでおこう。
このシルクウェイ航空はシルクウェイグループの一企業だ。
傘下には様々な企業が存在する。
・Boeing747Fを使用し定期輸送を実施する”シルクウェイウェスト航空”
・ビジネスジェットを運航する”シルクウェイビジネスアビエーション”
・ヘリコプターを運航する”シルクウェイヘリコプターサービス”
・ランプハンドリングを行う”シルクウェイグラウンドハンドリング”
・航空機メンテナンスの”シルクウェイテクニクス”
等々航空関連事業を手広く行っている。
ほかにも建設や保険等の事業にも進出しているなど、それなりの規模を持つ企業だ。
ちなみになのだが、シルクウェイグループのホームページは読み込みがやたらと遅い・・・とても遅い
全然開かない・・・偶然か、はたまた根本的な問題か・・・
私にとっては些細な問題であるが。

正直なところ、上がりのギア締めも撮りたかったのだが時間的に断念。
案外プッシュバックから離陸まで素早かったのだ。
メラってはいるが、これはこれで良しとしよう。
久々に楽しい撮影ができた。