Royal Flight Oman のBoeing 747-SP (A4O-SO)が広島空港に飛来した。
アスアド副首相兼国王特別代理が即位礼正殿の儀出席の後、兵庫県を訪問しそのまま帰国するため広島空港に飛来した。
兵庫県稲美町はオマーン王族ゆかりの地である。
カブース現国王の祖父であるタイムール元国王と神戸で結婚し、
ブサイナ王女を産んだ清子・アルサイドさんの眠る地であるためだ。
オマーン国として日本に来たからにはここに来る理由も納得できる。
この日は747SPの駐機場所であった関西国際空港を12時過ぎに飛び立ち広島空港には12時45分ごろ到着した。
その後広島空港より16時頃オマーン・マスカット空港へ向け日本を去った。
以下その時の写真である。


関西空港より到着したオマーンロイヤルフライトの747SP A4O-SO
降りは太陽が出たり入ったりしていたので順光側中間ポイントで
結果曇ってしまったが・・・(エンドは晴れた)
こればかりは仕方がない。
山バックに降りてくるA4O-SOは感動的である。
JT9Dのリバース音がこの距離で体感できたのも一生モノの思い出だろう。
私はこの時降りを見れたことで既に満足してしまっていた(上がりの撮影場所を考える仕事が残っているにもかかわらず)

公園山頂より斜め前 下に見える位置からも撮影可能
上がりも結局は転がりを選択
エアボーンという選択肢もあったが、オマーン/マスカット国際空港行きであるため滑走路をギリギリまで使うと予想
エアボーンを撮るのは厳しいと判断した。
悩んだ結果、 逆光だが転がりを俯瞰撮影可能な山の上にある公園から撮影
クリアランス取得時までは山が霞むほどの大雨だったが、プッシュバック時には奇跡的に雨は止んで太陽には雲がかかっていた。
望んでいた条件である。
ほかの撮影地には人が相当数いたようだが、山上のこの場所は私を含め4人(そのうち2人は知り合い)という状況
貴重な画が撮れたと自負している。

左面の真横


正面が狙える順光側ポイントには脚立を立てて撮影する方々が。
その日広島空港には多数の脚立を抱えた集団が降り立ったという報告がSNSで散見された。

地方空港の魅力は壮大な風景の中に明らかに場違いな航空機を絡めて撮影することが出来る素晴らしい場所と私は思う。
しかも航空機との距離が近い。
広島空港がどのような立地に作られたか
写真を見れば一目瞭然だと思う。

ランウェイ上の真横

離陸滑走中のA4O-SOを斜め後ろから
よく磨かれたJT9Dエンジンが美しい。エンジンを吊り下げるパイロンには怪しい装置が。対ミサイル関連?
特徴的なSATCOMアンテナ(大きなコブ。衛星通信用のアンテナ)も特徴的だ。
そしてなにより金色に輝くオマーン国の国章
美しい飛行機だ

マスカット国際空港へ向け飛び立つA4O-SO
想像した通りの低さである。
もう二度と見ることはないかもしれないと思い、その姿が見えなくなるまで目に焼き付けた。