2020年2月16日 カリッタエアの747-400Fが羽田飛来

Posted by

カリッタエアの747-400Fが羽田空港に飛来した。

これはコロナウイルスの集団感染が起きているクルーズ船”ダイヤモンド・プリンセス”よりアメリカ人を帰国させるためにチャーターしたものだ。

カリッタエアの所有機はすべて貨物機で、当該機も当然のことながら貨物機である。

通常は貨物を搭載しているスペース(メインデッキ)に恐らくアメリカ空軍保有のシート付パレットを搭載し簡易的な旅客機として運用した。

これは、747-400Fを運用することで、乗務員と乗客の活動領域を完全に隔離する事を目的としている。

通常の旅客機はコックピットに限り客室と分断されているが、クルーの使用するトイレや食事を用意するギャレーなどは客室に存在する。

しかし、この747Fはアッパーデッキと呼ぶクルーの居住空間が存在する。

747Fの一番前のドア(L1ドア)より機内に入ると目の前に鉄で作られた格納可能な梯子が掛かっている。

これを上ると目の前にドアが表れ、そこを開けるとコックピットを含むアッパーデッキと呼ぶ空間に入ることが出来る。

通常の定期便フライト中クルーはこの空間で過ごし飛行中に梯子を下りることはない。(動物輸送などでは必要に応じてメインデッキにアクセスする)

これは,トイレやギャレー、交代要員の座席やクルーバンク(クルーの仮眠用ベッド)等すべてがアッパーデッキに収められているからだ。

つまり旅客機はコックピットには操縦に必要なものだけが詰まっているが、この74Fでは操縦だけでなく人間として活動する為に必要なものがコックピットに詰まっていると考えたらいいだろう。

これによりフライト中は乗客に一切接することなくフライトが可能という仕組みだ。

乗客の搭乗にも気を使っていたようで、クルーを乗せ出発準備が完了した後アッパーデッキを完全に閉鎖し、別の入り口に機体へアクセスするためのタラップ(階段)をつけてから乗客を乗せた。

可能な限り徹底的に行うのがアメリカ流らしい。

羽田まで出向き様子を見てきたので少し紹介する。

kalitta air Boeing 747-4B5F N710CK

まずV2スポットに入るカリッタエアのN710CK

当初は国際線ターミナルのスポットを使う予定だったらしいが、VIPスポットへ変更されたようだ。

kalitta air Boeing 747-4B5F N716CK

羽田のVIPスポットに2機の貨物機

もう二度と見れない光景である。(2度目は無いと願いたい。)

防護服で出発準備を進める方々

こんな遅い時間まで働く方々に頭が上がらない。

その光景はまさにパニック映画のワンシーンそのもので、衝撃的であった。

事態収拾を願うばかりである。

返信を残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA